1本魚の見分け方
それでは、前回からの続き・・・
1本魚の見分け方を書いていきます。
よく巷では、魚を選ぶときには、「目が澄んでいるもの、エラが綺麗な
赤いものを選ぶといいですよ」と聞きます。
間違いではないのですが、もう少し付け加えてほしいものです。
魚のエラなんて、4日位は保存方法が良ければ綺麗な赤だし
目が澄んでいると言っても判断基準がないし・・・
結局は、自分の判断で魚を選び、正当化してるだけなんですね。
ホントに「カケ」みたいなものです。
そこで、私の選び方なのですが、一番最初に見るのは
魚の体をみます。
傷はないかな?釣ったものかな?モリで突いたものかな?
色々見るわけです。
そして次に、艶ですね。魚屋さんでは、よく氷を魚にかけて
乾かないようにしていますが、実は、どんなに氷や水をかけようが
鮮度を見分けられる場所があるんです。
その答えは・・・
「ヒレ」と「うろこ」なんです。
ヒレとうろこだけは、日にちが経つにつれて乾燥したり傷がはいります。
どんなに氷や水をかけても、ヒレとうろこだけは正直です。
ヒレやうろこをよく見ると魚の状態が分かりますよ。
ヒレやうろこの根元や先が乾いていたり、赤くなっていたり・・・
ヒレの赤いものは大体魚が暴れだし内出血をおこしていて
身に血が混ざっていたり全体的に赤っぽい身質になっています。
その次に魚の艶を見ます。それは自己判断にまかせます。
これだけは、経験が必要だと思うので・・強くは言えません。
次に腹、背中をさわってみます。腹は上の方からではなく
真下の方から触ってみます。
大体生き物は腹の方から痛みます。
それは、食べ物が内臓に残っているために
菌が繁殖して そこから腐れるって感じです。
だからお腹の弱いものは薦めません。
魚を捌くときにも、内臓を傷つけるとイヤな匂いが
身に移りますからね。要注意です。
(基本内臓はつぶさない、傷つけないです。)
最後に調理方法で、魚を決めます。
焼き魚や煮つけなら2日目くらいの魚がいいです。
釣りたての鮮度がいいものは、逆に美味しくないです。
身質が、固くて脂も回ってなくパサパサ感があります。
刺身の場合は、味を選ぶか、食感を選ぶかによって
選別が変わりますね。
復習です。
魚の見分け方
目、エラ、ヒレ、うろこ、腹です。
簡単ではありますが、今日はここまで・・・
長文にお付き合いいただき ありがとうございました。
あなた様のお役にたてれば、嬉しいですね。
ついでに、お友達なんかにも紹介していただけると
もっと嬉しくて、色々な事教えちゃいます。
他にも質問があれば、気軽に投稿してください。