突然ですが、今日は、泣いて下さい。

すし屋の板前

2011年10月12日 06:22



泣いているそばで女将が乱入・・・・



すいません。忙しい時期に・・

でも本当にいい話なんです。





超・超いい話をみつけました。

何度読んでも涙がでる話です。

私も泣きました・・・




【ある家族のはなし】



サキちゃんのママは重い病気と闘っていました。

死期を悟ってパパを枕元によんだ。


その時、サキちゃんはまだ2歳。


「あなた、サキのためにビデオを3本残します。


1本目はサキの3歳の誕生日に、2本目は小学校入学式に。


そして3本目は・・・・・の日に見せてあげてください」




まもなく、サキちゃんのママは三本のビデオを残し天国へ旅立ちました。




サキちゃんの3歳の誕生日。1本目のビデオがかけられました。

テレビ画面に、病室のママが映し出されました。

「サキちゃん、お誕生日おめでとう。ママ、うれしいなぁ。


でもママはね、テレビの中に引っ越したの。
だから、こうやってしか会えないの。


パパの言うことをよく聞いて、おりこうさんでいてね。
だったら、ママ、また会いにいくからね。」




サキちゃんの小学校入学の日、2本目のビデオがかけられました。

「サキちゃん、大きくなったネ。おめでとう・・・。ママ、うれしいな。


どんなにこの日を待っていたか。サキちゃん、ちゃんと聞いてね。

ママが住んでいるところは、天国なの。だから、もう会えない。


パパのお手伝いがちゃんとできたら、ママは、もう1回だけ会いにきます。
じゃあ、魔法かけるよ。


エイッ!ほうら、サキちゃんはお料理やお洗濯ができるようになりました。」



そんなある日、パパに義母がお見合いの話をもってきました。


パパは再婚する気はなかったのですが、サキちゃんの将来を考えてお見合いする事にしました。



パパが結婚の話をサキにした時、サキちゃんは自分の部屋に走って行き

「サキのママはママしかいないのに」とママの写真を見て泣きました。



サキちゃんが結婚を受け入れないまま新しい母親を迎える日が
やってきました。



この日が、3本目のビデオを見る日でした。



タイトルには、こう書いてあったのです。

「新しいママが来た日にサキちゃんに」


それはサキちゃんが10歳のときでした。

「サキちゃん、お家の仕事がんばったね。えらいね。

でも、もう大丈夫よ。新しいママがきたんだから。



・・・サキちゃん。今日で本当にお別れです。

・・・サキちゃん、今、身長はどれくらい?ママには見えない・・・・・・。

(ママの泣き崩れ、カメラを抱え込む姿が映る)



ママ、もっと生きたい・・・。

あなたのために、おいしいものをいっぱいつくってあげたい・・・。


あなたの成長を見つめていたい・・・。

本当はサキちゃんと友達の話をしたり、ボーイフレンドの話を
したかった・・・


ひと目でいいから、サキちゃんの花嫁姿をこの目で見たかった・・・。

・・・・・・サキちゃん、これがママの最後の魔法です。


それは{ママを忘れる魔法}です。

ママを忘れて、パパと、新しいママと、新しい暮らしをつくってください。

では、魔法をかけます。1・2・3・ハイッ!!」



そこでビデオは終わった。

サキちゃんは魔法の通りに、3人で仲良く暮らしました。

しかし最後の「ママを忘れる魔法」だけは、サキちゃんにも、
パパと、新しいママにも、効かなかった。


ママは、どんなことがあっても忘れることのない“心の宝石箱”として、
ちゃんと残っていた。

最後まで読んでいただきありがとうございました。